【発売日】 1991年5月17日
【発売元】 シグマ商事
【開発元】 メイクソフトウェア
【ジャンル】 横スクロールシューティングゲーム
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ファミコン ファジカルファイター シールに少々汚れあり(ソフトのみ) 【中古】FC
【中古】 ファジカルファイター
概要
1991年にシグマ商事から発売されたファミリーコンピュータ用の横スクロールシューティングゲームです。
このゲームは、その名の通り、当時革新的だった「ファジィ理論」を取り入れた作品となっています。
ゲームの物語は、主人公のマルクが王様から「ファジカルファイター」の力を授かり、世界を脅かす「ディメンジョンストーン」を探し出し、世界を救うべく冒険に出るというものです。
プレイヤーは、マルクを操作し、横スクロール形式のステージを進んでいきます。
ゲームシステムとしては、RPGらしくHPやMPといったパラメーターが用意されています。
ステージを進むと、さまざまな敵キャラクターと遭遇し、シューティングバトルを繰り広げることになります。
最終的には強力なボス敵が控えており、そこに到達することがゲームのゴールとなっています。
本作の大きな特徴は、冒頭でも述べた通り「ファジィ理論」の導入です。
開発者は、自機のキャラクターにファジィ推論を組み込むことで、柔軟で人間らしい行動をとらせようと試みました。
具体的には、敵の攻撃パターンを学習し、ファジィ推論に基づいて自動で回避行動をとるといった仕組みが搭載されていました。
しかしながら、実際のゲームプレイにおいては、この自動回避機能があまり上手く機能せず、かえって行動がぎこちなくなったり、無駄に被弾してしまったりと、プレイヤーにとってデメリットが大きかったようです。
結果として、大々的に掲げられたファジィ要素は、ほとんど役に立たず、失敗に終わってしまったと評されています。
一方で、本作はRPG要素も含んでおり、マルクの冒険の過程で、多様な世界観が緻密に描かれていました。
この点については一定の評価を得ており、ファジィ要素の失敗は残念ながらも、ストーリーやキャラクター、世界観といった部分で、ゲームとしての魅力を保っていたと言えるでしょう。
開発の意図とゲームプレイの体感がかけ離れてしまった部分はあれ、当時としては斬新な試みであったファジィ理論の導入は、ゲーム史に残る興味深い実験だったと言えます。
「ファジィシューティングゲームの先駆け」とも評されているようで、後の作品に影響を与えた点でも、重要な位置付けにあるタイトルだと分かります。
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