山村美紗サスペンス 京都財テク殺人事件(ファミリーコンピュータ)の無料動画を楽しもう♪

【発売日】 1990年11月2日
【発売元】 ヘクト
【開発元】 トーセ
【ジャンル】 アドベンチャーゲーム

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概要

1990年にヘクトから発売されたファミリーコンピュータ用のアドベンチャーゲームです。

「山村美紗サスペンスシリーズ」の第3作目にあたり、バブル経済期に流行した投資手法である「財テク」を題材としています。

前作までは、タイトーから発売されていましたが、今回はヘクトに移籍しての発売となりました。

しかし、開発はこれまでと同様、トーセが担当しています。

ゲームシステムは、標準的なコマンド選択式のアドベンチャーゲームとなっています。

前作までは、目や口などのアイコンを選択してコマンドを出すスタイルでしたが、今作では「話す」「取る」などの簡潔なコマンド選択方式に変更されました。

また、キャラクターのグラフィックについても、前作までは顔のアップで俳優のようなリアルな表現がなされていましたが、今作では『ポートピア』などの一般的なAドベンチャーゲームと同様の小さなキャラクターグラフィックとなりました。

しかしながら、シナリオの質は相変わらず高く、バブル絶頂期の株式投資を舞台に、大金が動く中での企業間の激しい競争、社員同士の熾烈な実力主義、薬品会社の権力者同士の政略結婚、ライバル企業によるスパイ活動や人材の引き抜きなど、複雑に絡み合った事情が事件の背景として描かれています。

事件の真相は、最後まで多くの疑わしい人物が登場するなど、謎が次々と転がり続けるサスペンスに満ちた展開となっており、プレイヤーを惹きつけ続けることでしょう。

また、BGMについても、前作に続き緊迫感のあるサスペンスムードを演出する曲が多数収録されており、ゲームの世界観を盛り上げています。

グラフィックは平凡な印象を受けるものの、それ以外の要素はしっかりとゲームに反映されているため、ファミリーコンピュータ用のミステリアドベンチャーとしては、相応に質の高い作品に仕上がっていると言えるでしょう。

本作の特徴として、バブル経済絶頂期の株式市場の激しい動きと、それに絡む企業間の駆け引きや人間関係のドラマが緻密に描かれている点が高く評価されていました。

当時の社会情勢を反映しながらも、サスペンスの醍醐味を損なうことなく盛り込まれています。

また、キャラクターそれぞれの人間関係や心理描写にも力が入れられており、単なるミステリーの枠を超えた深みのある作品となっています。