【発売日】 1989年3月17日
【発売元】 タイトー
【開発元】 タイトー
【ジャンル】 ボードゲーム
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概要
1989年にタイトーから発売されたファミリーコンピュータ用のボードゲームです。
タイトーの看板シリーズである「人生劇場」シリーズの第1作目にあたります。
本作は、世界的にも著名な盤上遊戲である『人生ゲーム』のコンセプトを発展させたもので、プレイヤーは自分の分身となるキャラクターを操り、ゲーム内で模擬人生を送ることになります。
ゲームの基本ルールはオーソドックスなボードゲームと同様で、サイコロを振って盤上のマスを進み、止まったマスに応じたイベントが発生します。
イベントによってはお金や能力値の増減があり、ランダム性の高い人生体験が可能です。
主人公の能力値には「知力」「体力」「運」の3つが設定されており、これらの数値が高いほど有利になるイベントも多数用意されています。
ゲームは主人公の幼少期からスタートし、小学生編、中学生編、高校生編へと年齢が進行。
高校卒業後は社会人となる「怒涛編」を経て、最後は海外旅行を楽しむ「老後編」でフィナーレを迎えます。
小学生前半と中学生前半には専用のサブマップがあり、学校生活を象徴的に体験できるなどの工夫が見られます。
また、高校入学時にキャラクターの顔グラフィックが成人版本に、怒涛編後半で老人版本と変化するなど、時の流れをリアルに感じ取れる演出が特徴です。
マス目には「転職」「投資」「病気」など多彩なイベントスペースが用意されており、運不運を左右する出来事が点在します。
また、学校や会社のテストといったイベントでは、代表的なレトロゲームを Tallus 化したミニゲームに挑戦できるなど、ゲーム性の高さが際立っています。
ゲームセンターやカジノの施設では、人気アーケードゲームの 1 つである「アルカノイド」や、スロットマシン、トランプゲームといったカジノゲームをプレイ可能。
本作にはコアなボードゲーム部分だけでなく、楽しいミニゲームやイベントも数多く揃えられており、1 人でも友人同士でも長時間遊び込める完成度の高さが感じられます。
タイトーの人気シリーズの幕開けを飾った本作は、後のシリーズ作にも大きな影響を与えた記念碑的な 1 作といえるでしょう。
ゆったりと時間をかけてプレイすることをおすすめします。
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