【発売日】 1991年12月29日
【発売元】 ユタカ
【開発元】 インターリンク
【ジャンル】 ロールプレイングゲーム
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概要
1991年にユタカから発売されたファミリーコンピュータ用のロールプレイングゲームです。
本作は人気シリーズ『ウルトラマン倶楽部』の第3弾にあたり、前作に引き続きデフォルメされたウルトラ戦士たちが活躍します。
ストーリーでは、キングマイマイ君が洞窟で行方不明になってしまい、9人のウルトラ兄弟が彼を捜索する旅に出ます。
ゲームシステムでは、従来のコマンドバトルに加え、ウルトラ戦士たちの必殺技が導入されています。
戦闘中、カラータイマーが青から赤に変わると、個性的な必殺技を発動できるようになります。
さらに、カプセル怪獣と呼ばれるアイテムを使うことで、怪獣の力を借りて敵を攻撃することも可能です。
グラフィックスはドット絵で描かれ、ウルトラ戦士やモンスターたちのキャラクターデザインがとてもコミカルで愛らしい仕上がりになっています。
攻撃を受けたときのダメージモーションなども、当時としては手が込んだアニメーションが再現されています。
一方で、バトルシステムには課題も存在します。
敵の回避率が極端に高く設定されているため、戦闘がかなり手こずることに。
また、経験値を獲得するレベルアップシステムが存在せず、特定のボスを倒したりイベントをこなすことでレベルが上がるという特殊なシステムが採用されています。
終盤に差し掛かると、ダンジョンの特定エリアで強制的にエリア1に戻されてしまうバグも発生。
こうした点から、ゲーム性の評価は残念ながら低めです。
戦闘バランスの設計ミスが最大の問題点と言えるでしょう。
しかし、キャラクターの愛らしさや多彩な必殺技、当時のハードウェア性能を活かしたグラフィックスなど、ファンサービス精神は存分に感じられる作品です。
シリーズの世界観を楽しみたいファンには、一定の魅力があるRPGだと言えるでしょう。
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