ドロロンえん魔くん Vol.1 [ 永井豪 ]
アニソンの概要
【曲名】 : ドロロンえん魔くん
【アニメのタイトル】 : ドロロンえん魔くん
【アニメの放送期間】 : 1973年10月4日~1974年3月28日
【話数】 : 全25話
【使用】 : オープニング曲
【歌】 : 中山千夏
【作詞】 : 中山千夏
【作曲】 : 小林亜星
【編曲】 : 小杉仁三
【初めの歌詞】 : どろろん おどろん でろでろばあ どろろん おどろん でろでろばあ 地獄の闇から でろでろばあ 湧いて出たのは なんだらばあ かわい子ちゃんの
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[animesong-1973] ●
アニソンの説明
その独特な雰囲気と歌詞がアニメ全体の世界観を色濃く反映しています。
アニメの持つ不気味でコミカルな妖怪の世界観が見事に音楽に表現されています。
楽曲は、奇怪でリズミカルなメロディが特徴的です。
オープニングテーマとして、リスナーの耳に強く残るリフレイン「どろろん おどろん でろでろばあ」が楽曲全体の核となっています。
このフレーズは、妖怪たちが現れるシーンや不可解な出来事を連想させる不気味な響きとともに、子どもたちが口ずさみやすい親しみやすさも兼ね備えています。
小林亜星による作曲は、音の起伏が激しく、コミカルさと恐怖感を絶妙にミックスした独特の旋律を作り出しました。
一方、小杉仁三の編曲は、歌詞のユーモアを引き立てる一方で、どこかミステリアスな空気感を生み出し、アニメの妖怪たちの怪奇でユーモラスな雰囲気を音楽に凝縮しています。
この楽曲が喚起するイメージは、「怪しさ」と「楽しさ」が共存する世界です。
夜の闇からひょっこり顔を出す妖怪たちの姿や、奇怪な動きをしながらもどこか憎めないキャラクターたちが目に浮かびます。
特に「地獄の闇から でろでろばあ」という歌詞は、アニメの主人公・えん魔くんが地獄からやってきた設定をダイレクトに表現し、視聴者をアニメの世界へ引き込む役割を果たしています。
「かわい子ちゃんの枕元 ケケケと笑うの 誰だらばあ」や「三日月さんに ぶらさがり ヘラヘラ唄うの 誰だらばあ」といった歌詞からは、奇妙な出来事や妖怪たちの気まぐれな行動がユーモラスに描かれており、リスナーは不可思議で不気味な中にも笑いを感じることができます。
オープニング映像は、『ドロロンえん魔くん』の主人公・えん魔くんをはじめ、仲間の雪子姫、カパエルといった個性豊かなキャラクターたちが登場するシーンで構成されています。
『ドロロンえん魔くん』は妖怪がテーマのコメディアニメであり、日本各地の妖怪伝説を背景にしています。
オープニングテーマの歌詞は、主人公たちが妖怪退治をしながらも愉快で自由な冒険を楽しむ物語のエッセンスを凝縮しています。
「奇怪 怪 怪 妖怪だらけ 日本は妖怪 ふきだまり」というフレーズは、日本が妖怪の住処であることを強調しつつ、視聴者に妖怪の世界観を提示する役割を果たしています。
「そこで えん魔くん 大あばれったら でろでろばあ」という部分は、えん魔くんの活躍と、その後に続く騒動を象徴的に表現しています。
この楽曲は、えん魔くんというキャラクターのユーモアとエネルギーを楽曲を通じて伝える重要な要素となっています。
歌詞全体は、えん魔くんたちが巻き起こす大騒動と、日本各地の妖怪たちの存在をコミカルに描写しています。
「でろでろばあ」や「なんだらばあ」といったフレーズは、妖怪の不可思議さを象徴するとともに、視聴者に親しみやすさを与える工夫がなされています。
歌詞の中で繰り返される「奇怪 怪 怪」という表現は、妖怪たちの奇妙さを強調しつつ、どこか愛らしいイメージも与えています。
これにより、アニメの視聴者である子どもたちに「怖いけど面白い」という感覚を与え、物語の入り口としての役割を果たしています。
この楽曲の最大の聴きどころは、繰り返されるフレーズ「どろろん おどろん でろでろばあ」の中毒性のあるリズムと、歌詞に散りばめられたユーモアです。
また、中山千夏の歌声は、楽曲の奇怪さとコミカルさを際立たせています。
彼女の歌い方は、時に楽しげでありながらも、妖怪の不気味さを思わせるような絶妙な表現力を持っています。
当時の視聴者からは、「耳に残る不思議なメロディ」「アニメの世界観にピッタリ」「怖さと面白さが同時に楽しめる」といった声が多く寄せられました。
特に、子どもたちにとっては「でろでろばあ」というフレーズが非常に印象的で、学校で友達と一緒に歌う遊び歌のような存在だったと言われています。
当時のテレビや雑誌では、この楽曲はアニメのテーマ曲として「ユニークで斬新な構成」「子ども向けアニメの枠を超えた音楽性」として高く評価されました。
また、小林亜星の音楽的センスや、中山千夏の表現力が絶賛され、アニメソングとしても時代を代表する楽曲の一つと見なされました。
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