【発売日】 1989年11月7日
【発売元】 HAL研究所
【ジャンル】 アドベンチャーゲーム
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●概要
1989年にHAL研究所から発売されたファミリーコンピュータ用のアドベンチャーゲームです。
このゲームの舞台となっているのは、江戸時代の東海道です。
主人公の弥次と仲間の喜多は、弥次の許嫁であるお春との口論がきっかけで、お伊勢参りの旅に出ることになります。
激しい口論の末に家を飛び出した二人は、東海道の宿場町を次々に駆け抜けていきます。
旅の途中、口論の原因を作ったお春も急いで支度をして、二人の後を追いかけてきます。
ゲームの舞台となる東海道五十三次は、江戸時代に東海道の宿場町として栄えた53の宿場です。
ゲーム内では、歴史上実在した宿場町が登場し、弥次たちは東海道の宿場を次々に駆け抜けていきます。
具体的には、神奈川県の戸塚宿から出発し、小田原、箱根、沼津と進み、三重県の由比の宿にたどり着きます。
由比の宿でお春と再会を果たすことになります。
ゲームの題材となっているのは、江戸時代の笑い本作家である十返舎一九の作品『東海道中膝栗毛』です。
これは、弥次喜多と名乗る商人が旅の途中で様々な騒動に巻き込まれる滑稽な物語です。
ゲームで描かれる弥次と喜多の珍道中は、この『東海道中膝栗毛』をモチーフにしたフィクションです。
ゲームジャンルとしては、コマンド選択式のアドベンチャーゲームに分類されます。
プレイヤーは画面に表示されるコマンドの中から選択してストーリーを進めていきます。
ゲームの目的は、由比の宿でお春と再会することです。道中で遭遇する様々な事件を乗り越えて、無事お春と再会できるかが鍵となっています。
東海道五十三次をモチーフに、ユーモラスなストーリーが展開する日本的な雰囲気のゲームです。
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