【発売日】 1987年8月11日
【発売元】 サンソフト
【開発元】 トーセ
【ジャンル】 アクションアドベンチャーゲーム
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水戸黄門 DVD-BOX 第十七部 [ 西村晃 ]
概要
1987年にサンソフトから発売されたファミリーコンピュータ用のアクションアドベンチャーゲームです。
このゲームは、人気テレビ時代劇『水戸黄門』をテーマにしており、その作品づくりはテレビドラマそのものを彷彿とさせます。
物語は、水戸光圀が忠実な助さん・格さんたちと共に全国各地を旅してさまざまな事件を解決していく姿を描いています。
このゲームのストーリーは、まさに『水戸黄門』のエピソードそのものであり、オリジナルの雰囲気を楽しむことができます。
事件解決のシーンでは、劇中のテーマ曲「あゝ人生に涙あり」が流れ、名セリフ「静まれ、静まれ! この紋所が目に入らぬか!」と共に、当時先駆的だった音声合成技術を駆使してセリフが再現されます。
各ステージごとには、「てがかり」ゲージが設けられており、事件の解決に必要な証言や証拠品を集めることでゲージが上昇していきます。
ゲージが満杯になると、黄門様の宿舎へ向かい、悪人を裁くシーンに移行し、ステージクリアとなります。
証拠品の収集方法は多岐にわたり、町を歩き回ったり、一般の人々に話を聞いたりすることで手がかりを見つけることができます。
また、街をうろついてくる悪党たちを退治して情報を引き出すことも有効な手段です。
屋内の住人たちも、個性的なキャラクターが多く、人なつこい八兵衛や又平から情報を得るためには親しみを持ちながら接する必要があります。
お銀や弥七といったキャラクターの協力も得ながら、建物の二階にある穴を利用して密会の情報を聞き出すことも必要です。
ステージをクリアするためには、単純なアクションだけでなく、どのようにして手がかりを集めるかを考える必要があります。
時間制限が非常に厳しいため、初めてプレイする際にはほぼ確実に制限時間内にクリアすることは難しいでしょう。
このゲームは単なるステージクリア型のゲームとは異なり、ただ進み続けるだけでは全ステージをクリアすることは難しい設計となっています。
効率的な手がかりの収集方法を編み出し、制限時間内にステージをクリアするための戦略を構築することが求められます。
事件解決の謎解きは非常に興味深く、広大なマップを探索する楽しさも堪能できます。
しかしながら、このゲームを十分に理解せずに進めると、全ステージをクリアすることが難しいという落とし穴が存在します。
一見すると「時間が足りなくてクリアできないむずかしいゲーム」と感じてしまうこともあるかもしれません。
当時のゲームとしては合成音声などの素材や雰囲気が素晴らしく、多くの方々から高く評価されている一方で、このゲーム独特の進め方を理解せずに挫折することがあるのも事実です。
気をつけて楽しんでいただきたい素晴らしいゲームです。
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