【発売日】 1990年12月7日
【発売元】 フェイス
【開発元】 ARC
【ジャンル】 相撲ゲーム
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●概要
1990年にフェイスから発売されたファミリーコンピュータ用の相撲ゲームです。
プレイヤーは主人公の一介の幕内力士となり、15日間の取り組みを行いながら稽古を重ね、横綱の昇進を目指して奮闘します。
このゲームのタイトルからわかるように、当時現役であった第58代横綱・千代の富士が番付に登場していますが、通常のモードでは千代の富士を操作することはできず、むしろ最終的な強敵として登場します。
横綱に昇進するには、「大関であるときに14勝以上を連続2回」という条件をクリアする必要があります。
ゲーム画面には、「手の形のアイコン×2個」「気力ゲージ」「体力ゲージ」が常に表示されており、これらの値に応じて技の決まりやすさが判定されます。
そのため、「まわしの状態」「気力ゲージの確保」「長期戦を防ぐ対応」を常に意識する必要があります。
また、全ての力士には「たいりょく」「わんりょく」「あしこし」「すぴーど」「たいじゅう」といったパラメータが設定されており、これらのパラメータが技の決まりやすさや、相手の技を受けた際の負けにくさに影響します。
例えば「わんりょく」が高ければ投げ技を決めやすくなり、「たいじゅう」が高ければ相手に投げられても負けずにすむことが多くなります。
さらに、本作の大きな特徴として、取り組み開始時に「ハッケヨーイ、ノコッタ!」という明瞭な音声が再生されることが挙げられます。
当時のファミコンゲームにおいて、このようなボイス付与はまだ珍しいことであり、本作の大きな魅力の一つとなっています。
このように、『千代の富士の大銀杏』は、大横綱の名を冠しながらも発売時期やメーカーの知名度の低さから、あまり注目されることのなかったマイナーゲームであるものの、細かな設計と丁寧な演出により、地味ながらも手応えのある、いぶし銀の魅力を醸し出しています。
リアルな相撲の動作に基づいたゲームプレイや、ボイス付与といった演出面での工夫など、後の相撲ゲームの発展に大きな影響を与えたと考えられています。
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