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【発売日】 1988年8月19日
【発売元】 アイレム
【開発元】 タムテックス
【ジャンル】 シミュレーションゲーム

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概要

1988年にアイレムから発売されたファミリーコンピュータ用のシミュレーションゲームです。

戦国時代を舞台としたシミュレーションゲームです。

1555年の戦国時代の日本を舞台に、プレイヤーは大名になって天下統一を目指します。

ゲーム開始時に、北条氏康、上杉謙信、毛利元就、織田信長など実在の戦国大名の中から1人を選び、その大名に与えられた7つの能力値ポイントを、兵力、金力、内政、外交など6つの能力に割り振って、ゲームがスタートします。

この初期能力値の割り振り方によって、プレイ中の戦略が大きく左右されるのが大きな特徴です。

攻略の難易度が変わったり、国力、兵力、有力な家臣の数が当初から変わるため、同じ大名でも割り振りを変えることで何度も違った楽しみ方ができます。

武力だけでなく、官位制度の導入や大名間の従属関係を築く外交工作も重要なゲームシステムとなっています。

また、家臣の能力値は初期状態ではマスクされており、実際の数値が分からないという演出がされていました。

合戦シーンでは、プレイヤーは大まかな指揮命令しかできず、総大将の役割を完全に制御することはできません。

兵力差だけでなく、士気の崩壊も勝敗に大きく影響する独自のシステムを採用していました。

ゲームの進行は、1年を戦闘フェイズ、内政フェイズ、移動フェイズ、外交フェイズの4つに分けて進めていきます。

寒冷地では冬に移動や戦闘が制限されたり、各地域の気象や豊作・飢饉、一向一揆の反乱、南蛮人との貿易など、様々なイベントが発生してゲーム展開に影響を及ぼします。

日本全国を舞台に、王道の歴史シミュレーションゲームの要素を網羅しつつ、システムは簡素化されており、バランスもしっかり取れています。

イベントのバリエーションも豊富でテンポのよいゲーム展開が楽しめます。

隠し要素として、史実の川中島の戦いを再現するイベントも搭載されていましたが、発動条件は複雑で、発売から20年以上経った今では開発者すらも再現が困難な幻のイベントとなっています。