【発売日】 1988年12月20日
【発売元】 ナムコ
【開発元】 ナムコ
【ジャンル】 野球ゲーム
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●概要
1988年にナムコから発売されたファミリーコンピュータ用の野球ゲームです。
ナムコ野球ゲーム3部作の完結編とでも言うべき作品で、3作目にしてナムコというメーカーならではの独自色が良く出た内容の濃い1本となっています。
なりより、「レイルウェイズ」「フーズフーズ」という連合チームとなっていたチームが全て独立してセパ12球団が勢ぞろいしました。
1988年3月にアーケードゲームとして登場した『プロ野球ワールドスタジアム』の人気システムを取り入れる等、積極的に最新技術の導入が図られています。
具体的には“球場選択”や“打順変更”を可能とした点が大きなセールスポイントです。
選手データも前作より数多く盛り込まれ、中でも特筆されるのが“好調選手”と呼ばれるランダムに発生する選手のパワーアップ要素、そしてエラーやファインプレーといったリアルな野球表現の導入でしょう。
更にはオリジナルの架空チームを作成可能とする等、野球ゲームファンなら巷で語られていた次世代機能の多くが本作に実装されています。
一方課題もあります。
1人プレイを中心とした長時間プレイでは前作で標準だった“パスワードコンティニュー”が搭載されず、優勝するためには最終戦まで電源を切らずに勝ち進む必要がありました。
80年代後半から90年代初頭に掛けて放たれ続けた“野球ブーム”を支えた傑作ゲームの一角を成したとの評価は定まっており、架空球団作成等の独創性からファンに与えたインパクトは強烈なものがあったと考えられます。
このゲームをプレイした世代からは今も名作として語り継がれる一方、ゲーム業界では投手枠設定や打順変更等、本作がいち早く取り入れた多彩すぎる野球ゲームシステム群が後年の作品に少なからず影響を与え、現在では当たり前のように定着する開拓者的な存在として『プロ野球ファミリースタジアム’88』の存在を位置付けようとする見方が定着しつつあります。
過去のゲーム史を紐解く上で外すことが許されない1作といえるでしょう。
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