【発売日】 1987年12月20日
【発売元】 セガ・エンタープライゼス
【ジャンル】 ロールプレイングゲーム
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●概要
1987年に発売されたセガ・マークIII用のロールプレイングゲームです。
セガによるSFファンタジー要素を盛り込んだロールプレイングゲームです。
この作品は、当時としては珍しい4メガビットの大容量カートリッジを採用し、斬新な世界観と革新的な技術を組み合わせたことで、リリース時に大きな話題を呼びました。
舞台は架空のアルゴル太陽系に存在する惑星パルマで、プレイヤーは主人公アリサを操作して、邪悪な国王ラシークに立ち向かい、平和を取り戻すという使命を帯びています。
さらに、アリサの旅は、彼女の兄を殺害したラシークへの復讐の物語でもあり、その感情の深さがプレイヤーに強く訴えかけます。
このゲームの特徴的な要素として、まず挙げられるのが、SFとファンタジーが絶妙に融合した世界観です。
当時のロールプレイングゲームは、中世ヨーロッパ風の剣と魔法のファンタジーが主流でしたが、『ファンタシースター』は宇宙を舞台にしており、未来的な技術や宇宙船、ロボットといったSF的な要素が散りばめられています。
また、主人公が女性であることも特筆すべきポイントです。
アリサは、強い意志と勇気を持った少女であり、彼女の戦いを通じて、プレイヤーは感情的な共鳴を感じることができます。
女性が主役を務めることは当時としては珍しく、また新鮮な驚きを与えました。
また、ゲームプレイの面では、プレイヤーが3つの異なる惑星を冒険するという壮大なスケールが特徴です。
それぞれの惑星は独自の風景と敵キャラクターを持ち、探索するたびに新たな発見があります。
この広大な宇宙を巡る旅は、プレイヤーに自由な探検と強い達成感を提供します。
さらに、フルアニメーションで動く敵キャラクターや、滑らかな3Dダンジョンが当時の技術水準を大幅に超えており、プレイヤーを没入感のある冒険へと誘います。
特に3Dダンジョンの演出は、リアルで生々しい空間を作り出し、プレイヤーはまるでその場にいるかのような緊張感を味わうことができます。
このゲームのもう一つの魅力は、マスターシステム史上最高と評されるFM音源によるBGMです。
ゲーム内の音楽は、ただのBGMとしての役割を超え、物語の感情的な深みを増幅する効果を持っています。
例えば、アリサの兄が殺されるシーンでは悲壮感あふれる音楽が流れ、プレイヤーは彼女の怒りと悲しみを共有することになります。
このような音楽の力によって、プレイヤーはゲームの世界観に一層引き込まれます。
一方で、ゲームバランスに関しては「大味」との評価を受けることもありました。
特に後半では難易度が急上昇し、一部の敵が非常に強力で、攻略が困難になる場面もあります。
そのため、戦略的なアイテム使用やキャラクターの育成が攻略のカギとなります。
リリース当時の雑誌やテレビ番組では、『ファンタシースター』は「新時代のRPG」として高く評価されました。
特に、3Dダンジョンの演出やFM音源による美しいBGMは革新的で、当時のプレイヤーたちに大きな衝撃を与えました。
今でも多くのファンが語り継ぐ名作として、後のシリーズ作にも大きな影響を与えています。
ネット上の感想でも、懐かしさやアリサのキャラクターに対する愛着を語る声が多く、「今遊んでも色褪せない名作」という意見も散見されます。
初めてプレイする人も、レトロゲームとしての独特の魅力と深みを感じ取ることができるでしょう。
『ファンタシースター』は、時を経ても色褪せない、名作と呼ぶにふさわしいゲームと言えます。
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