【発売日】 1987年11月16日
【発売元】 ハドソン
【開発元】 ハドソン
【ジャンル】 アクションロールプレイングゲーム
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概要
1987年にハドソンから発売されたファミリーコンピュータ用のアクションロールプレイングゲームです。
このゲームは、日本ファルコムから発売されたパソコン向けゲームソフト『ザナドゥ』のファミコンへの移植版として始まりました。
しかし、ユーザーのニーズを考慮し、新しい方向性を探る過程で、パズル要素などが排除され、アクションに焦点を当てた別のゲームとして進化しました。
この変化により、オリジナルとは異なる方向へ進んでしまい、『ザナドゥ』のファンからは期待外れと見なされました。
この変更に伴い、ゲームは完全に別物となり、商標の問題から『ザナドゥ』の名前は使用できなかったため、ファミコン版は「ファザナドゥ」というタイトルで発売されました。
プレイヤーは主人公である「勇者」を操作し、魔界丘に住む邪悪な魔王を倒し、エオリスの都に平和を取り戻すことを目指します。
このゲームは、PC版の『ザナドゥ』のような地下迷宮を探索するのではなく、プレイヤーは世界樹の木の麓から上へと進み、戦闘を通じて成長し、最終的に魔王に立ち向かう構造です。
『ファザナドゥ』の要素は主にアクションに焦点を当てており、武具の取得や強化は可能ですが、一般的なRPGのようなレベルアップによるステータスの強化は行えません。
ただし、武具の探索など、RPGの楽しみも存分に味わえます。
ハドソンの制作により、ゲームシステムは堅実に設計され、アクションRPGとしての品質は非常に高いです。
ただし、『ザナドゥ』のファンからは期待外れと感じられ、一部で酷評されることもありました。
一方で、独自性がしっかりと確立されたこのゲームは、難易度やゲームのボリューム、背景世界の設定、シナリオ、そして見やすいフォントを含む要素において、当時としては高水準の品質を持っていました。
ただし、ゲーム内の理解が難しい部分も多く、対象年齢が子供向けではなく、少し上の年齢層向けとなってしまったようです。
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