【発売日】 1991年9月20日
【発売元】 EPIC・ソニー
【開発元】 Motivetime
【ジャンル】 横スクロールアクションゲーム
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概要
1991年にEPIC・ソニーから発売されたファミリーコンピュータ用の横スクロールアクションゲームです。
このゲームは、1983年にアメリカのCinematronicsから稼働したアーケード用レーザーディスクゲームを元に移植されたものですが、内容自体は全く異なるものとなっています。
本作の舞台は、悪の巣窟であるモードロック城です。
プレイヤーの目的は、とらわれの身となっている王女ダフネを救出することです。
各ステージを進み、そこに待ち受けるボスを倒せばステージクリアとなります。
原作がアニメーションを売りにした作品だったこともあり、背景を含めたグラフィックは当時のファミコンゲームとは思えないほど美しく描かれています。
主人公や敵キャラクターの動きも滑らかで、特に主人公の一挙手一投足が自然に表現されているのが大きな特徴です。
しかし、この滑らかな動きゆえに、主人公の動作がゆったりとしていて遅く感じられます。
移動、攻撃、回避などの操作にワンテンポ遅れがあり、とっさの行動を変えることが非常に難しくなっています。
操作性の悪さが分かっていても、即死してしまうことも多々あります。
さらに、主人公のグラフィックが大きく、全身に当たり判定があるため、敵の攻撃に当たりやすくなっています。
しゃがむと当たり判定が横に広がってしまうため、より被弾のリスクが高まります。
敵や罠の配置がシビアで、初見では倒れてしまう場面が多数あります。
突然現れる敵、落とし穴、動く足場といったアクションゲームでおなじみのトラップも、当たり判定が大きく回避が難しいため、非常に厄介な存在となっています。
この理不尽さは、最初のステージからすでに十分に味わえます。
原作のレーザーディスクゲームの雰囲気を踏襲しつつ、アクションゲームとして移植された本作ですが、元から高い難易度設定に加え、操作性の問題もあり、終始ストレスが溜まる出来栄えとなってしまいました。
理不尽なアクションが多いファミコンゲームの中でも、屈指の難ゲーと言えるでしょう。
本作の難易度の高さは開発者が意図的に設定したものだったようです。
アクションゲームの愛好家向けに、熟練者でなければクリアできないほどの高難易度を用意したものの、結果として一般ユーザーにはストレスの高いゲームになってしまったようです。
また、主人公の動作の重さについても、アニメーション映画の雰囲気を再現するために意図的に設定されたものだったそうですが、ゲームの操作性を著しく損なう結果となりました。
こうした背景を踏まえると、『ドラゴンズレア』は、アニメ映画の世界観とアクションゲームの要素を両立させようとした意欲的な試みではありましたが、ゲームとしての完成度が追いつかず、過度な難易度と操作性の悪さから、ストレスの多いタイトルとなってしまったと言えるでしょう。
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