【発売日】 1988年2月29日
【発売元】 セガ・エンタープライゼス
【ジャンル】 シューティングゲーム
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●概要
1988年に発売されたセガ・マークIII用のシューティングゲームです。
この作品は、セガの周辺機器である3DグラスとFM音源対応ソフトの一つとして登場しました。
3Dグラスを装着してプレイすることで、立体的な映像を体験できるという点が本作の最大の特徴の一つです。
ただし、裏技を使用することで、3Dグラスを使用せずに通常の2D画面でプレイすることも可能となっており、これも当時のプレイヤーにとっては嬉しい隠し要素でした。
本作は全14ステージから構成されており、物語の時系列としては、アーケード版『スペースハリアー』の前日譚にあたります。
エンディングでは、主人公ハリアーと仲間であるユーライアの出会いが描かれており、物語面でもファンを魅了しました。
ステージごとに異なる敵キャラクターや背景、そしてスピード感溢れるアクションが、プレイヤーを飽きさせることなく楽しませる仕組みが取られています。
ゲームのシステムと特徴 基本的な操作やシステムは、同じくセガ・マークIIIでリリースされた『スペースハリアー』に非常に近いものですが、本作はその上をいく改良が施されています。
特に注目すべきは、当時の家庭用ゲーム機では珍しかった立体視の表現です。
『スペースハリアー3D』では、地平線の3D表現や背景画像がアーケード版に忠実に再現され、画面全体に奥行きを感じさせる映像が特徴となっています。
これは、家庭用ゲーム機としては非常に先進的な技術であり、3D空間を駆け巡る感覚は、当時のプレイヤーにとって大変新鮮であり、驚きをもたらしました。
特に、床の疑似3Dの動きが、アーケード版のように速く、スムーズな動きを実現している点がプレイヤーに好評でした。
アピールポイント このゲームの最大のアピールポイントは、その時代を超越した立体視体験と、スピード感溢れるアクション性にあります。
3Dグラスを使った立体視の映像は、他のシューティングゲームにはない圧倒的な没入感を提供し、まるで自分が本当にゲームの世界を飛び回っているかのような感覚を味わうことができました。
さらに、音響面でもFM音源対応の美しいサウンドが、プレイヤーの没入感を一層引き立てており、BGMや効果音が耳に残る高品質な仕上がりでした。
当時、『スペースハリアー3D』は雑誌やテレビで「未来のゲーム体験」として高く評価されました。
家庭用ゲーム機で本格的な3D体験ができるというのは驚きであり、立体視がプレイヤーに与えた衝撃は大きなものでした。
特に、ゲーム雑誌では「家庭用ゲーム機の技術の限界に挑戦した革新的な作品」として取り上げられ、ゲームの未来を予感させる一作として賞賛されました。
しかし、当時はまだ3D技術自体が未成熟で、現在のVRや最新の3D技術と比べると、その表現力には限界がありましたが、これが未来の3Dゲーム体験への大きな一歩であったことは間違いありません。
また、購入者の感想としては「立体視は思ったよりも深い没入感を与えてくれた」「アーケード版には及ばないが、家庭用としては驚異的な完成度」「3Dグラスをかけることで、いつもと違う視点でゲームを楽しむことができた」といったポジティブな声が多く寄せられました。
一方で、立体視による目の疲労を訴える声や、3Dグラスがやや重いといったネガティブな意見も見られましたが、全体的にはその革新的な試みが評価され、ゲーム史において一つのターニングポイントとなった作品といえます。
当時の技術を最大限に活かし、立体視による新しいゲーム体験を提供した画期的なシューティングゲームです。
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