【発売日】 1987年12月22日
【発売元】 アスキー
【開発元】 ゲームスタジオ
【ジャンル】 ロールプレイングゲーム
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概要
1987年にアスキーから発売されたファミリーコンピュータ用のロールプレイングゲームです。
プレイヤーが立体的なダンジョンの謎と冒険を体験する壮大な作品です。
このゲームは、『ウルティマ』や『マイトアンドマジック』とともに「世界3大RPG」として称され、その第1作である『ウィザードリィ 狂王の試練場』がファミコンに移植されたものです。
オリジナル版との比較において、一部の微調整や変更が行われましたが、全体的な雰囲気は一切損なわれていないと言えます。
ただし、こうした変更に対して「オリジナルに忠実でない」と感じるファンも一部存在しました。
開発陣は、ゲームを単なる移植ではなく、少しばかりのアレンジを加えることで新しい魅力を引き出しています。
これが一部のプレイヤーから支持された理由ですが、一方で「なぜ変更したのか?」と疑問視する声もありました。
特にPC版との比較では、テンポの改善が顕著です。
PC版ではキーボードを使用した独自のコマンド選択が採用されていましたが、ファミコンではコントローラーを使うため、同じ方式は適用できませんでした。
その結果、ゲーム内の操作が「ドラクエタイプのコマンドウィンドウ型」に変更されました。
この変更は、プレイヤーのレスポンス向上と、操作時のストレス軽減に大いに貢献しました。
また、ダンジョンのグラフィックスも改良され、ワイヤーフレームからドットベースの表現に変わりました。
さらに、BGMの制作には羽田健太郎氏が起用され、ゲームの雰囲気を一層高めました。
移植に伴い、新たなバグも一部発生しましたが、全体的な品質の高さから、バグの存在を差し引いても高い評価を受けることとなりました。
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