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【発売日】 1992年9月18日
【発売元】 ココナッツジャパン
【開発元】 シー・ラボ
【ジャンル】 ボードゲーム
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概要
1992年にココナッツジャパンから発売されたファミリーコンピュータ用のボードゲームです。
独特の世界観と斬新なゲームシステムを持つファミリーコンピュータ用ボードゲームです。
このゲームは、当時流行していた「世紀末」をテーマにした作品の中でも、特に独創的な設定と面白さで多くのプレイヤーを魅了しました。
ゲームの舞台は1995年から1999年までの近未来。
プレイヤーは、地球を侵略しようとする謎の宇宙人「ノーム星人」から逃れるため、懸命に「宇宙パワー」を集める5人の大学生の中から1人を選んでプレイします。
キャラクターには、頭脳明晰な理系男子や、明るく活発な体育会系女子など、個性豊かな5人が用意されており、それぞれに特殊能力が設定されています。
ゲームボードは、未来の東京を模した独特のデザインで、様々な建物やランドマークが散りばめられています。
プレイヤーはサイコロを振って駒を進め、止まったマスで様々なイベントを体験します。
イベントの内容は多岐にわたり、UFOに遭遇して宇宙パワーを大量に獲得したり、突然の地震で宇宙パワーを失ったりと、予測不可能な展開が待っています。
「宇宙パワー」は、このゲームの核となる要素です。
これは人間の喜怒哀楽や体験から生まれるエネルギーとされ、プレイヤーはこれを集めることで、最終的にノーム星人の侵略から逃れ、平和な惑星「ピンキー星」への移住権を得ることができます。
宇宙パワーの獲得方法は多様で、幸運なイベントに遭遇したり、「核シェルター」を購入・利用したりすることで増やすことができます。
ゲームの進行とともに、地球の状況は徐々に悪化していきます。
気候変動や自然災害が頻発し、ノーム星人の侵略も本格化していきます。
これに伴い、ボード上のイベントもどんどん過酷になっていき、宇宙パワーを失うリスクが高まります。
この緊迫感が、ゲームに独特の臨場感を与えています。
攻略のポイントは、初期段階での効率的な宇宙パワー獲得と、後半戦での堅実なプレイのバランスです。
序盤では積極的にリスクを取って宇宙パワーを稼ぎ、中盤以降は核シェルターの戦略的な購入と利用で安定した獲得を目指すのが有効です。
また、他プレイヤーの動向を見極め、時には妨害工作を行うことも重要です。
当時の雑誌やテレビでは「斬新な設定と予測不可能な展開が魅力的」と高く評価されました。
「複数人でプレイすると盛り上がること間違いなし」とコメントされ、パーティゲームとしての側面が注目されました。
「友達と遊んでいると時間を忘れてしまう」「ランダム性が高くて何度やっても飽きない」といった好意的な意見が多く見られました。
一方で、「運の要素が強すぎる」「後半になるとイベントが厳しすぎる」といった指摘もありました。
ゲームの特徴として、「世紀末」というテーマを遊び心たっぷりに表現している点が挙げられます。
深刻な状況をコミカルに描写し、プレイヤーに笑いと緊張感を同時に提供しています。
運の要素が強いため、誰にでもチャンスがあり、逆転の可能性が常にあることがプレイヤーを引きつけます。
また、他プレイヤーの不運を笑ったり、自分の幸運に歓喜したりと、感情の起伏が激しいのも魅力の一つです。
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