【発売日】 1986年9月21日
【発売元】 セガ・エンタープライゼス
【ジャンル】 レースゲーム
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●概要
1986年に発売されたセガ・マークIII用のレースゲームです。
このゲームは、ファミリーコンピュータの「F1レース」に似た3D視点を採用していますが、それにとどまらず、ゲームプレイを豊かにするさまざまなユニークな要素が加わっています。
まず、『ザ・サーキット』の大きな特徴として、プレイヤーはマシンをカスタマイズできる「パワーアップ」機能があります。
これは、単にスピードを競うだけでなく、マシンの性能を向上させることでレースを有利に進めることができるため、戦略的な楽しさが加わります。
プレイヤーは、エンジンの強化やタイヤの変更など、レースに応じたセッティングを試行錯誤しながら、最高のパフォーマンスを目指していくことが求められます。
また、コースエディット機能も大きな魅力の一つです。
全12種類のコースを収録しているだけでなく、プレイヤー自身がコースを編集して新たな挑戦を作り出すことができるため、繰り返しプレイする際の新鮮さが保たれます。
難易度選択機能も搭載されており、初心者から上級者まで、幅広いプレイヤーが自分のレベルに合わせたレースを楽しむことができます。
ゲームのプレイ中は、3D視点で展開されるレースの臨場感が味わえます。
ギアチェンジもハイ、ローの2段階で操作するシンプルなシステムながら、これが絶妙なタイミングを要求するため、スピード感とともに操作の緊張感も体感できます。
操作する車両「マーベリックSG145」は、当時のグラフィック技術を活かしてリアルに表現されており、プレイヤーはあたかも実際のレース場でマシンを操るかのような感覚を味わうことができます。
当時の雑誌やテレビでも高く評価され、特にコースエディット機能は革新的だと評されていました。
多くのレースゲームがシンプルなトラックでのスピード勝負に重点を置いていた中で、プレイヤーが自分だけのコースを作成できるという点は、プレイヤーコミュニティの間で大きな話題となり、「ザ・サーキット」の人気を後押ししました。
また、テレビのゲーム紹介番組でもその高度なリアルタイム3D表現と、多彩なオプションの豊富さが取り上げられ、当時のゲームファンからの注目を集めました。
単なるレースゲームを超えた、自由度の高いエディット機能や戦略性を備えた深みのあるゲームです。
その時代の限られた技術の中で、プレイヤーに新しい体験を提供することに成功しています。
●サーキット場
・富士スピードウェイ(日本)
・ザントフールト(オランダ)
・ポール・リカール(フランス)
・モスポート・パーク(カナダ)
・キャラミ(南アフリカ)
・エステルライヒリンク(オーストリア)
・ワトキンス・グレン(アメリカ)
・ハラマ(スペイン)
・アンダーストープ(スウェーデン)
・ロングビーチ(アメリカ)
・ブランズハッチ(イギリス)
・モンテカルロ(モナコ)