【発売日】 1990年10月26日
【発売元】 カプコン
【開発元】 カプコン
【ジャンル】 シミュレーションゲーム
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水島新司全仕事 (サンエイムック)
水島新司の世界 ドカベン&大甲子園 (サンエイムック)
概要
1990年にカプコンから発売されたファミリーコンピュータ用のシミュレーションゲームです。
この作品は、水島新司の代表作の1つである「ドカベン」「大甲子園」の漫画作品を原作としており、週刊少年チャンピオン誌上で連載されていたこの野球漫画の物語を忠実に再現しています。
プレイヤーは明訓高校の野球部を操作し、地区予選から甲子園大会に勝ち進むシミュレーションを楽しめます。
本作には2つのゲームモードが用意されています。
1つは「大甲子園」モードで、明訓高校を使用して地区予選と甲子園大会に挑戦します。
もう1つは「対戦モード」で、好きなチームを選んで対戦プレイを楽しめます。
対戦相手は明訓高校以外の学校も選択可能であり、原作になかったカードでの試合を想像を膨らませながら体験できるのが醍醐味となっています。
ゲームシステムの核心は、投手が投げる球種と5×5の25マスの投球コースを選択し、打者側がミートゾーンと予測される球速(おそい、ふつう、速い、超速の4段階)を選ぶというものです。
この読み合いを1球ずつ繰り返していきます。
投手と打者の読みが完璧に一致すれば、ヒットやホームランが生まれやすくなります。
一方で読みが外れると、空振りや凡打となる確率が高くなります。
ミートゾーンの範囲は選手ごとに異なり、得意コースなども設定されているため、選手個々の特性を理解して臨機応変に対応する必要があります。
また、盗塁やバントなどの機能も搭載されています。
投手が三振を奪うとPOWゲージが1つ追加され、これを各選手に振り分けることで、必殺打法や必殺投球を使用できるようになります。
原作者の水島新司氏が審判として登場するなど、原作の世界観を丁寧に再現しています。
グラフィックパターンも多彩で、戦いに臨む泥臭くも必死な雰囲気が見事に表現されています。
コマンド入力による特殊ながらも投打の緻密な駆け引きを体現できるゲームシステムと、原作の雰囲気を丁寧に再現した演出が高く評価されています。
当時の野球ゲームの主流であった『ファミスタ』のようなアクションゲームのスタイルではなく、原作の強みであった綿密な投打の読み合いをコマンド方式で再現したことで、他の野球ゲームとは一線を画した独自の作風が確立されています。
原作ファンはもちろん、野球ゲームの新しい楽しみ方を求めるプレイヤーにもおすすめの一本となっています。
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