【発売日】 1990年6月25日
【発売元】 光栄
【開発元】 光栄
【ジャンル】 シミュレーションゲーム
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【中古】水滸伝 天命の誓い
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概要
1990年に光栄から発売されたファミリーコンピュータ用のシミュレーションゲームです。
このゲームは、1989年3月に発売されたPC-88SR用パソコンゲームの移植作品となっています。
ストーリーの題材は、中国の明時代に書かれた四大奇書の一つである『水滸伝』の小説です。
この作品は、従来の光栄の歴史シミュレーションゲームとは一線を画す斬新なシステムを多数取り入れています。
まず、プレイヤーは好漢のキャラクターの一人を選択し、仲間を集めながら領土を獲得し、軍事力を蓄えていきます。
しかし、他の領土には直接命令を下すことができず、人物同士の相性が重要になってきます。
また、一定の「人気」を得ないと敵の本拠地に攻め込むことができません。
ゲームの目的は、朝廷の奸臣である高俅の打倒です。
プレイヤーは人気を高め、徽宗皇帝から高俅討伐の勅命を得ることで、初めて高俅の本拠地への攻撃が可能になります。
つまり、領土を1つしか持っていなくても、勅命さえ得られればゲームクリアが可能なのです。
さらに、本作にはタイムリミットが設定されており、1127年の靖康の変までにクリアしないと、金国の侵攻イベントが発生してゲームオーバーになります。
このように、従来の歴史シミュレーションゲームにはなかった革新的なシステムが盛り込まれています。
登場人物数は255人と膨大で、扈三娘や孫二娘など女性キャラクターも多数登場します。
潘金蓮や李師師など脇役の人物までが描かれるのも本作の特徴です。
一人一人のキャラクターには、腕力・技量・知力のほかに、忠義・仁愛・勇気の3つの精神データが設定されており、これらがキャラクター同士の相性や様々なゲーム展開に影響を与えます。
初期は難易度が高く戦略性に富んでいますが、厳しい制限時間と強敵に立ち向かいながら、自由度の高い仲間集めと適度なプレイ時間があり、何十周もハマるユーザーが続出しました。
従来の戦略シミュレーションゲームの常識を覆す革新的な作品と言えるでしょう。
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