【発売日】 1988年12月24日
【発売元】 フジテレビジョン
【開発元】 グラフィックリサーチ
【ジャンル】 アドベンチャーゲーム
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小公子セディ 2 [ 楠葉宏三 ]
小公子セディ 7 [ 楠葉宏三 ]
概要
1988年にフジテレビジョンから発売されたファミリーコンピュータ用のアドベンチャーゲームです。
このゲームは、日本アニメーションが制作した人気テレビアニメ『世界名作劇場』の第14作目「小公子セディ」を原作としています。
プレイヤーは主人公のセディを操作し、利己的な祖父であるドリンコート伯爵によって引き離された母親のアニーと再会することを目指します。
ゲームでは、セディが母親を探すために各地を巡る様子が描かれています。
辿り着いたそれぞれの街では、さまざまな問題が発生しており、それらの問題を解決することで次の街へと進むことができるというゲームの基本的な流れになっています。
街と街を結ぶ道では、セディの家庭教師が大勢同時に現れて取り囲んできます。
エンカウントすると、家庭教師たちは「お勉強」という名目でクイズを出題してきます。
正解するまで何度もクイズが続き、正解できない場合にはセディを拘束してしまうというシステムになっています。
こうした奇妙なゲームシステムに加え、原作やストーリーと全く無関係な突飛な演出が多数取り入れられていることから、本作は「バカゲー」と呼ばれることがありました。
また、謎解きのヒントが全くなかったり突拍子もない展開があったりと、いわゆる「クソゲー」の一面も併せ持っていると言えます。
シナリオ面では、各街の問題解決を通じて母親の情報を集めつつ旅をするという原作の主要なストーリー構成がうまくアレンジされている一方で、システムや演出の斬新さゆえに原作から考えられないほど外れたユニークな作風へと変化し、「これが本当に『小公子セディ』なのか?」と疑問を抱かせるほどのギャップが生まれています。
要するに、基本的なシナリオこそまともであるものの、奇抜で変なゲーム性が目立ち過ぎるあまり、原作ファンからするとあまりにも原作とかけ離れ過ぎて納得がいかない、ということのようです。
ネット上のレビューなどを見ていると、「何を考えていたのか分からない」「笑えるほど異質」などの辛口コメントが多数寄せられており、確かにこのゲームは「バカゲー」「クソゲー」と呼ばれてもおかしくない、極めて個性的な作品であると言えそうです。
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