【発売日】 1990年10月27日
【発売元】 バンダイ
【開発元】 トーセ
【ジャンル】 ロールプレイングゲーム
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概要
1990年にバンダイから発売されたファミリーコンピュータ用のロールプレイングゲームです。
アニメ『ドラゴンボールZ』の世界観を忠実に再現し、サイヤ人ラディッツの地球襲来からベジータ撃破までの壮大な物語を描いています。
ゲームシステムは前作『ドラゴンボール 大魔王復活』から継承され、戦闘やマップ移動にカードを用いる独自の方式が採用されています。
主人公の孫悟空に加え、クリリン、ピッコロ、ベジータなど人気キャラクターが操作可能で、バトルを重ねるごとにBP(戦闘力)を獲得し、成長させることができます。
育成要素が強化され、特定のキャラクターに経験値を集中させるなどの戦略も可能になりました。
戦闘シーンでは、手前や奥など3D的な表現が取り入れられ、遠距離から攻撃を加えたり、すばやく離れてにらみ合うなど、アニメの迫力ある空中戦を再現しています。
ストーリーはサイヤ人編と劇場版第1弾『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』を基にしていますが、ラディッツの目的には新たな要素が加わっています。
彼は孫悟空を惑星ベジータへ連れ戻すだけでなく、地球を新たな故郷として手に入れようと企んでいるのです。
グラフィックは前作『ドラゴンボール3 悟空伝』をはるかに上回る高水準を実現しました。
キャラクターの表情には通常時とピンチ時の2種類のグラフィックが用意され、原作のタッチを忠実に再現しています。
BGMも多彩で高い評価を受け、特にラディッツやナッパとの壮絶な戦いを盛り上げる楽曲は名曲として知られています。
ドラゴンボールシリーズ初のカードゲームRPGとしては荒削りな部分もありますが、演出面での出来映えは確かで、細部にまでわたる原作愛が感じられます。
アニメのような臨場感あふれる雰囲気が、このゲームの最大の魅力となっています。
ファン必携の1作で、プレイヤーを惹きつけるドラゴンボールの世界観がしっかりと再現されています。
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