妖怪人間ベム Blu-ray【想い出のアニメライブラリー 第129集】【Blu-ray】 [ 小林清志 ]
アニソンの概要
【曲名】 : ベロは友だち
【アニメのタイトル】 : 妖怪人間ベム
【アニメの放送期間】 : 1968年10月7日~1969年3月31日
【話数】 : 全26話
【使用】 : エンディング曲
【歌】 : 山田淑子、コロムビアゆりかご会、劇団こまどり
【作詞】 : 第一動画文芸部
【作曲】 : 宇野正寛
【編曲】 : 宇野正寛
【初めの歌詞】 : ぼくたちは ベロベロ 友だちさ ベロベロ 仲良くいっしょに 遊ぼうよ ぼくらはゆかいな 仲間だよ だけど大人は あんな子どもと 遊んじゃだめ つき合っちゃだめって
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[animesong-1968] ●
アニソンの説明
この楽曲は、子供たちの無邪気な友情と、大人の世界の偏見や理解のなさを対比させた、心温まりながらも切ない物語を歌っています。
曲の特徴は、明るくポップな旋律と、子供の声を生かした合唱が印象的です。
宇野正寛氏の作曲と編曲により、子供たちの無邪気さと楽しさが音楽に見事に表現されています。
子供たちの言葉遊びを思わせ、聴く人を童心に返らせます。
また、山田淑子さんの澄んだ歌声と、コロムビアゆりかご会と劇団こまどりの子供たちの合唱が、楽曲に愛らしさと温かみを加えています。
エンディング映像では、主人公のベムと子供たちが一緒に遊ぶシーンが流れます。
ベムの怖い外見とは裏腹に、子供たちと心から笑顔で遊ぶ姿は、見る者の心を打ちます。
この映像は、曲のメッセージである「外見ではなく心で人を判断すべき」というテーマを視覚的に強調しています。
アニメ『妖怪人間ベム』は、外見は怖いけれど心優しい妖怪たちが、人間社会で差別や偏見と闘いながら、人々を助ける物語です。
『ベロは友だち』は、その中心テーマを凝縮したエンディング曲です。
ベロという子供の妖怪キャラクターを通じて、「見た目は怖いけど、本当はいい人」というメッセージを伝えています。
これはアニメ全体のメッセージでもあり、偏見や差別の愚かさを子供にも分かりやすく伝えています。
歌詞は、子供の視点から大人の世界を疑問視しています。
ベロを含む子供たちの純粋な友情を歌い上げます。
しかし、「大人はあんな子どもと 遊んじゃだめ つき合っちゃだめって」と、大人の偏見や禁止令が浮き彫りにされます。
「子どもは子どもどうし 大人なんか わかっちゃない」は、大人の複雑な価値観への子供の素直な疑問を投げかけています。
山田淑子さんの歌い方は、子供の無邪気さと、大人への物申しを絶妙なバランスで表現しています。
高すぎず低すぎない、親しみやすいトーンで、まるで子供の代弁者のように歌っています。
そして、子供たちの合唱は、楽曲に活気と純真さを加え、聴く人の心を和ませます。
「素朴な曲調なのに深いメッセージがある」「昔の歌なのに今でも響く」と絶賛されています。
「『妖怪人間ベム』の魂が詰まった名曲」「ベムとベロの関係が泣ける」といった声も多く、楽曲がアニメの世界観を見事に表現していることが伺えます。
さらに、この楽曲にはテレビサイズ版のエンディングに、歌詞付きと歌詞なしの2種類のバージョンがあります。
歌詞なしのバージョンは8小節で終わり、アニメの雰囲気を音楽だけで表現しています。
これは当時のアニメ制作における時間調整の工夫でしたが、音楽の力強さを際立たせる効果もありました。
『ベロは友だち』は、単なる子供向けの歌ではありません。
子供の純真さと大人の偏見を対比させ、外見ではなく心で人を判断する大切さを訴える、社会性のあるメッセージソングなのです。
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