【発売日】 1991年3月29日
【発売元】 東映動画
【開発元】 ショウエイシステム、オフィス恒環
【ジャンル】 ロールプレイングゲーム
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概要
1991年に東映動画から発売されたファミリーコンピュータ用のロールプレイングゲームです。
原哲夫の人気漫画『北斗の拳』を原作としており、前作に続いてこの作品もRPGジャンルに属しています。
しかし、今作では主人公がケンシロウから一人の少年・北斗神拳伝承者を目指す者に変更されており、ストーリーも完全にオリジナルの新たな物語となっています。
舞台は原作の世界から10年以上経過した時系列で、ラオウやファルコの子孫が登場するほか、レイやシュウなどの南斗拳士の墓標も確認できます。
一方で、ケンシロウをはじめ、バット、リン、リハクといった原作の主要キャラクターも後半に登場します。
パーティは最大4人で冒険を進めますが、雑魚敵との戦闘時のみ全員で戦えます。
ボス戦となると前作同様、1対1での戦闘に切り替わります。
戦闘時には、攻撃の際に掛け声が表示され、敵味方ともに独自の断末魔のセリフが設けられているのが特徴的です。
しかし、繰り返しプレイでは単調さが目立ち、戦闘BGMも冒頭から終盤まで同じ曲が使われているなど課題も多くありました。
前作を下回るグラフィック表現力も相まって、全体として前作の反省が活かされていないどころか、むしろ後退した印象さえあります。
結果として、東映動画がファミリーコンピュータで真に魅力的な北斗の拳ゲームを発売することはなかっという評価となりました。
一方で、原作終了後を描くという設定や新キャラクター、オリジナルストーリーなど、作品設定の面では一定の評価もできる作品となりました。
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