【発売日】 1989年3月31日
【発売元】 ケムコ
【開発元】 ケムコ
【ジャンル】 アドベンチャーゲーム
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●概要
1989年にケムコから発売されたファミリーコンピュータ用のアドベンチャーゲームです。
当時の日本のゲーム市場ではまだ珍しかった洋風ファンタジーをテーマにしたアドベンチャーゲームで、プレイヤーは勇者となって魔王の城に乗り込むストーリーを体験できます。
パッケージイラストやゲーム内の雰囲気はファンタジーらしい王道なものですが、実際にプレイしてみるとコメディ要素が非常に強く、ちょっとしたミスや迷走で容易にゲームオーバーとなってしまうなど、「バカゲー」と揶揄される一面もあります。
シャドウゲイトは、アメリカのICOM Simulations社が1987年にMacintoshコンピュータ向けに開発・発売したMacVenture シリーズの1作品を、ケムコが日本向けにローカライズしたものです。ケムコにとってはディジャブに続く2作目のローカライズタイトルだったわけですね。
ゲームシステムとしてはオーソドックスなコマンド選択式のアドベンチャーですが、正解のコマンドを選ばなければ一瞬でゲームオーバーになってしまうシビアな面も。
ゆえに「即死ゲー」と呼ばれることもあります。
しかしその際の主人公の死にぶりが実にマヌケで、バカバカしい描写が用意されているのが醍醐味。
テキストのユーモラスな表現がうまく機能し、日本語ならではの言葉遊びも存分に発揮されているのです。
プレイヤーによっては、この非現実的な死に方のオーバーなギャグ表現がウケない場合もあるでしょう。
しかしコメディの域を出ないブラックユーモアを楽しめるのであれば、ストーリーや謎解きの難易度こそ高くないものの、シュールでユニークなこのゲームはかなり面白いと言えるのではないでしょうか。
海外製のゲームをそのまま移植するのではなく、翻訳・ローカライズの際に独自のアレンジを加えることで、意外な方向に作品が変化する場合があります。
シャドウゲイトもその顕著な例で、元来シリアスな雰囲気のファンタジーゲームであったものが、訳文のテイストによってコメディ色がより一層強められ、バカゲー化した経緯があるのです。
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