【発売日】 1990年1月26日
【発売元】 カプコン
【開発元】 カプコン
【ジャンル】 横スクロールアクションゲーム
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概要
1990年にカプコンから発売されたファミリーコンピュータ用の横スクロールアクションゲームです。
人気アニメ『ダックテイル』を元にしたゲームで、主人公はドナルドダックの伯父にあたる、世界一の大金持ちスクルージ・マクダックです。
金銭に執着するスクルージが、更なる富を求めて世界中を駆け回るストーリーです。
ゲーム中にはドナルドの甥っ子であるヒューイ・デューイ・ルーイの3人組も登場します。
ゲームのジャンルはサイドビュー(横スクロール)のアクションゲームで、ステージを探索しながら様々な宝をできるだけ多く集めることが目的となっています。
基本攻撃はジャンプ中にする下突きのみで、各ステージのボスを倒すことでステージクリアとなります。
ジャンプアクションの上手な使い分けが重要で、通常ジャンプと下突きジャンプの使い分け技術がプレイヤーの腕の見せ所。
ステージごとに用意されたアクション要素を上手く利用することで、よりスムーズにステージを攻略することができます。
各ステージは複雑な迷路構造となっており、さまざまな宝が隠されたり、隠し通路があるなど探索要素も充実しています。
一方で、子供向けに過度に複雑過ぎないバランスの設計で、見つけやすくなっているのも特徴です。
やり込み要素も豊富で、ステージごとにそれぞれの特徴が明確に出されたステージ作りがなされています。
例えばヒマラヤのステージでは雪に埋もれたり氷で滑ったりとアクションも変化に富んでおり、飽きのこない工夫が随所に施されています。
難易度は高く設定されておらず、ザコ敵やボスとも簡単に倒すことができるため、低年齢の子供向けのバランスに調整されています。
基本的に下突きだけのシンプルな操作も、アクションに不慣れな子供にも扱いやすいよう配慮されたポイントです。
BGMはアニメの名曲をアレンジしたものが使われており、特に人気の月面ステージのBGMはファンにも人気の楽曲です。
実績プレイヤーであればノーミスで高速クリアも可能なほどのバランスで、上級者向けにも熟練度を求める要素がしっかり用意された、いわゆる「覚えゲー」の良い意味での要素を持ち合わせた名作と言えます。
ファミコン時代のアクションゲームながら、マルチエンディングも実装される等、意外なほど凝った要素も含まれているのが特徴です。
基本攻撃が下突きのみというシンプルさが最大のウリですが、この操作に慣れるまでは少々戸惑いもあるでしょう。
下突きの反動を利用して高跳びができたりと、奥深いアクション要素も含まれていて、単なる子供ゲーという域を超えた本格派ぶりが光ります。
空中制御の難しさや、細い場所を渡るアクションの扱いにくさなどはあるものの、操作に一通り慣れれば手軽に楽しめる作りとなっています。
キャラクターの個性はあまり前面に出てこないものの、アクションゲームとしての骨太な完成度が高い名作です。
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